*脳と疲労*

 

 

現代社会は様々な物がIT化されたことにより、多くの情報が瞬時に駆け巡り物事が効率的に進み、生活そのものの質が非常に快適になりました。

 

しかしその反面、不規則な生活やコミニュケーションストレスも増え、多くの人が不眠や頭痛などの身体の不調、慢性的な疲労感や深刻な精神的症状などを抱え込むようになりました。

最近では、コロナウイルスの影響によるテレワークなどの生活状況の変化や気候変動による身体の不調も増えたように感じます。

心身にストレスを抱え続けると自律神経のバランスが乱れ、不眠・疲労・頭痛・めまい・耳鳴り・ホルモンバランスの乱れなど、身体の様々な場所に不調をきたします。

寝ても疲れが取れないのも、自律神経のパワーが落ちている証拠です。

私たちの意思とは関係なく働いている自律神経には、交感神経と副交感神経があり交感神経がアクセルだとすると副交感神経はブレーキのような働きをしています。

例えば、ブレーキを使わずアクセルを踏み続けるとオーバーヒートを起こしてしまうように、

副交感神経が働かず交感神経が優位になり続けると、自律神経をコントロールしている脳がオーバーヒートを起こし「脳疲労」を引き起こします。

この「脳疲労」を解消するには、自律神経のバランスを整える事がとても重要で、そのためには心身のリラックスが何よりも大切なのです。

そしてもう一つ、この「脳疲労」の解消に大きく関わっているのが「一次呼吸」です。

これは脳の呼吸とも言われ、肺呼吸よりも前に胎児の頃から行われているため「一次呼吸」と呼ばれています。

「一次呼吸」は、頭蓋骨と仙骨のごく僅かな動きにより、脳脊髄液(生命にとって最も大切な脳と脊髄に栄養を運んだり老廃物を排泄したり保護をする体液)の循環を助けており、身体の生命機能を正常に行うためにとても重要な働きなのです。

しかし、自律神経のバランスが乱れたりするとその流れは滞ってしまいます。

この脳脊髄液が正常に流れなくなると、生命維持に深く関わっている脳の働きが低下し、治癒力や免疫力は下がり、老廃物が蓄積することによりあらゆる機能が低下してしまいます。

この「一次呼吸」の循環を整える事で、自律神経のバランスも整い「脳疲労」も解放され、心身の不調の改善に繋がります。